新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は屋外では感染しにくい

先日京都の金閣寺の雪景色を見るために行列ができたという投稿が有りました。これ非難の嵐でした。私は屋外の行動に非難ばかりと言う風潮にひとつの危険性を感じています。それはマインドコントロール、洗脳されているのではないかと思えるのです。多くの人がいるのに同じ意見と言うのはちょっと考えにくいです。また、違う意見を非難するような風潮も有ります。これはまさに洗脳、マインドコントロールです。そこで、私はあえて違う見解を書いてみようと思います。

 目次

西洋医学だけでは同じことの繰り返し。東洋医学の養生が大切。

屋外は室内より安全。接触感染に気を付けましょう。

養生の方法。調息長命

抗生物質の効かないウイルスが出現している。医療崩壊を無くす方法

 

西洋医学だけでは同じことの繰り返し。東洋医学の養生が大切。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の猛威が収まりません。関東地方と言う限定的ですが緊急事態宣言が再びでるそうです。人の行動を制限して感染の拡大を防ぐと言う方法です。これは正しいと思いますが、これだけですと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収まるのを先延ばしにするだけだと思います。抑え込めば感染しないのですが、免疫ができて感染しなくなる人は少ないままです。これでは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の猛威がおさまるはずは有りません。

ではどうするか。体力や免役の力を上げる努力をすればいい訳です。免役は誰にでもある病原体に対する体の防衛方法です。これがうまく働かないので病気になり、症状が重くなります。これを避けるために「養生」すればいいのです。この養生と言う考え方は、東洋医学のものです。生を養うわけです。つまり体が丈夫になり、免疫もうまく働くようになればいいのです。東洋医学は、漢方で有ったり和漢で有ったりします。しかしもとはインドのアーユルベダーだと言います。ヨガをやっている方にはなじみが深いと思います。仏教の開祖お釈迦様も医王と言われていますからこのアーユルベダーの使い手だったと思っています。アーユルベダーも養生の一つではないかと思います。

西洋医学だけでは同じことの繰り返し。抑え込むので、解決を先延ばしするだけです。片輪ですから同じところを回っている。つまり再び緊急事態宣言と言う事になるのです。東洋医学の養生が有ってこその両輪です。抑え込むだけではいけません。養生もしましょう。

 

屋外は室内より安全。接触感染に気を付けましょう。

 先の雪の金閣寺参拝のために出来た行列について考えてみましょう。実は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染にとって屋外は屋内に比べて安全です。屋外は紫外線や辺りに蔓延する常在菌により、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が活動しにくい場所です。その証拠に一年たっても日本だけでなく屋外で感染したと言う情報は皆無です。そもそも人型のコロナウイルスは人に感染してこそ増えていき病気を発症するのですが屋外では増えません。

密閉された空間でないので空気の流れでたとえエアロゾルとなっても拡散され人に感染するほどの量にならないと考えます。屋外では接触感染に気を付け、手を顔に持ってこないようにすればほぼ感染はないと考えられます。

 また、寒いところにいるとサーチュイン遺伝子と言う若返り遺伝子が活性化し、病気に強くなります。細胞の中にあるミトコンドリアが活性化し、エネルギーを作り出す力が付くのです。これが若返りの元、細胞から元気になり、病気に強くなるのです。修験道の修行で滝行が有ります。寒い時期に冷たい滝を浴び、体を活性化させるのです。武道でも寒稽古と言うのが有り、寒い時期に上半身裸で稽古をすることも有りますね。寒い屋外での活動は生命力を上げて病気にかかりにくくなるのです。あまりにも寒すぎて体力を奪う様では養生になりません。本末転倒。寒さを味わうと生命力が活性化すると言いますが、味わうと言うところが眼目ですね。そこにお気を付けください。

 私としては屋外での活動に批判するのはお門違い、真逆のことを言っているとしか思えません。

 

養生の方法。

 寒さを味わうだけが養生ではありません。誰にでもすぐできる養生の方法をご紹介します。養生は即効性がある訳ではなく、少なくとも2週間ほど続けないと効果が見えてきません。そこも理解するようお願いします。

 まず水を飲む。体は水でできています。人体の9050%が水だと言われています。年齢が高くなると水分が減っていきます。老化は保水力が落ちたために起こる現象と言っても過言ではありません。冬でも水分補給は欠かせません。水を飲む量は「体重㎏×30㏄」が適量と言われています。

 次に深い呼吸が重要です。呼吸が浅いと細胞が活性化しません。寒さを味わっても、呼吸が浅ければミトコンドリアはエネルギーを作れないのです。高齢になって元気が無い方はほとんど方が前に出ています。そして猫背気味。これでは肺に入る空気が少なくなり酸素も取り入れる事が出来にくくなります。体から出る二酸化炭素も排出しにくいのです。つまり細胞自体弱っています。病原体に抗うエネルギーが少ないので病気にかかりやすくなっています。免疫の主役も細胞です。白血球が免疫細胞です。これも弱くなります。量も働きもわるくなります。白血球を運ぶのが血液やリンパ液ですから、先に述べた水分が少なくても免疫の働きが悪くなるのが解るでしょう。

 調息長命と言って、長く息を吐くことも大切です。特に吐く息を長くすると長生きすると言われています。この効果は、座禅やヨガの研究で確かめられていて、吐く息は副交感神経を活発にし、吸う息が交感神経を活発にするのです。それで吐く息を長くすると副交感神経が働きストレスに強い精神状態になり、養生が出来てくるのです。この長息を始める場合、私は吐く息が吸う息の2倍から練習するといいと思っています。吐く息2秒吸う息1秒と言う感じです。

 加えて適度な運動をしましょう。適度と言うのは少し息が切れる位。もしくは体が温かくなったと感じるくらいです。あまり緩すぎる運動は効果的ではありません。体に血が廻らせなければならないのです。体に血が巡ってこそ酸素や栄養が体を巡り、老廃物が流れ出す事が出来ます。毛細血管の隅々まで血液が循環すれば体は暖かく感じるものです。免役の主体は白血球です。白血球ですから血液と同じように血管で体内を巡ります。リンパ腺でも巡ります。リンパ腺は血管のように循環する装置が有りません。筋肉の動きでゆるやかに流れています。したがって筋肉を使う運動は免疫の働きを左右するのです。

 運動しても栄養が無ければ筋肉は育ちません。回復しないのです。それどころかたんぱく質が不足すると、自らの筋肉を分解するようになります。筋肉が脂肪に代わると言う事です。これが起こるとフレイルと言う状態になり寝たきりになって行きます。免役どころの騒ぎではなくなってしまいます。

 今の日本人は炭水化物の取りすぎで糖尿病になる方が増えています。糖尿病は様々な病気の温床で、血管や血液にも影響します。免役もうまく働きません。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重症化しやすいと言う理由です。炭水化物を控えたんぱく質を多くとるように心がけましょう。ラーメンライス、チャーハンラーメンなどは最悪です。お菓子も少なめにしましょう。野菜からビタミン、ミネラルなど微量栄養素も取らなければなりません。まんべんなく栄養を取り入れる事も必要です。

 そして眠る。長く眠ればいいと言うわけではありません。深い睡眠をとるようにしないといけません。この深い睡眠で、成長ホルモンが出て体も心も回復するのです。子供は身長が伸び、大人は内臓、筋肉、心を修復します。心身ともに睡眠で培われているのです。

 よく眠るためにはまず眠る時間と起きる時間を決めましょう。そして朝日を浴びます。これで体内時計がリセットされ、夜になると深部体温が下がって眠たく成ります。この深部体温がうまく下がるためには運動して疲れを感じることも必要です。睡眠で疲労を回復しなければならないので眠たく成ります。運動は睡眠の2時間前に終わりましょう。2時間無いと運動で体温は上がったままになるので眠りにくくなります。その他よく眠る方法は色々ありますが、とりあえずこれだけは実行しましょう。