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認知症予防

認知症は病気そのものをを言うわけではありません。あくまで症状です。様々な病気によって認知機能が低下することを意味します。

例えばアルツハイマーという有名な認知種があります。見当識障害が起こり時間や場所が曖昧になってきます。また記憶も障害が起こります。特に直前のことが覚えられなくなります。これは脳の海馬が委縮しているために起こっていると考えられています。

また怪我でも認知症は起こります。どこに怪我をして脳の損傷が起こるかでその症状が違います。例えば前頭前野でしたら感情のコントロールができにくくなります。記憶にも障害が出ます。脳の血管がもろくなり脳梗塞や脳出血などにより脳が損傷されるとその部分の障害が出ます。このようにどのような病気で認知症が起きているかがわかると改善の対策も立てやすくなるのです

しかし脳機能ばかりに注目しても改善できるという訳ではありません。最も認知症で多いといわれるアルツハイマー病は、それがわかる20年前から進行しだしているといわれます。ごく早い段階で気が付けば、認知症を食い止めることもできるのです。また、気が付かないにしても心の使い方を見直し、生活習慣を変えていくことで発病しなくすることができます。この心の使い方に私は注目しています